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「何が向いていますか?」正解をくださいという質問で困る

適職 転職

アイホンが壊れました。iPhoneじゃないですよ。自宅のインターフォンが壊れたお話です。5年くらい住んでいるとガタがくるものですね。形あるものはいつか壊れるんですね。いつかリフォーム的な予算を捻出する時もくるんだろうなぁ。胃が痛い。

 

頑張ったことは好きなことではないようだ

仕事もモノと同じで何年も同じことやってるとどこかしら壊れたりするものなんだと思います。僕は面談時に「今まで一番頑張ったと思うことって何ですか?」と聞きます。すごくシンプルな問いかけですけど、結構答えに詰まる人が多いです。

 

新卒入社時からテレアポを3年間毎日200件かけました!

 

という方がいました。すごいですよね。僕はテレアポが大嫌いな人間なので尊敬します。でも、「それ好きですか?得意ですか?」と聞いてみると全然違うのですね。この方の場合「頑張ったけど、もうやりたくない」が答えでした。好きと頑張ったは違うわけです。先日エントリーした記事でフィンスイミング日本代表柿添さんも言っていましたが、努力(頑張る)は夢中とは全然違うってことですね。極論ですが、そんなにテレアポに夢中だったら別に僕のところなんて来る必要ないですし。

 

私には何が向いていますか?正解を求めてしまう危うさ

「じゃあ、何やりたい?何だったら頑張れる?」と問いかけると「わからないです」という答えが多いです。むしろ「私には何が向いているんでしょうか?」という正解を求められるケースのが多いかなと。うーん、、何が向いているんでしょうか?何にだったら私は夢中になれますか?って聞かれているようなものですけど、こんな難しい問いはありません。自分で考えて欲しいので、いろんな角度で質問をしたり、雑談をしたりして引き出します。でも、本質的に答えを出せる人ってほんの一握りなのでは無いかなと思います。んでもってそれで良いのです。答えがないことに気づければ良いと思うのです。

 

経営者でさえ悩みつづけている

僕はサラリーマン時代に理想とするキャリアコンサルタント像があったので、それを突き詰めようとしたら独立したところもあります(それが実現しない環境だから逃げたともいえるけど)。それでも不安は尽きないです。この仕事好きなんですよ。でも不安をもたらす要素はとっても多い。売上が上がらない時の焦り、それにまつわる家族との生活の維持、自分を精神的にも肉体的にも維持するだけの時間の確保、マーケティングコストやしがらみ、不義理への感情的なロスなど数え上げたらキリがない。でも全部環境のせいですね。僕の本来夢中になれている仕事自体とは別。本当にやりたいことを続けたければ、そういう環境を作るしかないわけです。お金がなければ調達するしかないし、集客したけりゃ頭をひねるしかないわけです。場合によってはビジネススタイルを変えてでも。

 

働き出したら正解は一つではない

そんな感じでフリーになろうが、起業しようが、何しようが不安は尽きないし、答えなんて常に変わるんです。それに正解を出してくださいというと出せないなぁというのが本音です。「ベストアンサーはないけど、これならいままでの経験が活かせるし、貴方のスキルが持ち越せて給与も担保できるよ。あるいは入りやすいし、潰しも効くから今後にも良い。考えてみては?」という提案はできるんですが、正解は結局自分で出すものです。

 

なんでこうなったかというと、日本の教育体制もあるかと思います。小学校から中学校の義務教育、その後の高校から大学まで、ある程度答えが出しやすく親の養護の元で過ごせた世界から、就活という選ばれるゲームに放り出されてキャリアの世界は始まります。ゲームルールがここで変わっているんです。ここからは自分で考えて、選び、構築していくしかないわけです。答えなんて一個じゃないです。

 

まずは良い意味で身の程を知ってみるのも大事

昨日シェアした記事がよかったので、また参照します。

懇切丁寧に教えることのできる技術、というのは、かなりの割合で「標準的なやり方」「正解のやり方」が確立してしまっている作業である。そしてそれは多くの場合、だれでもできる簡単な作業であることが多い。

初心者のうちはこれでも良い。

だが、有能な人材とは「やり方がよくわからないものを、工夫してやりきる能力」が高い人材であり、もっと言えば「何かのウマいやり方を生み出せる人物」だ。

 

だが「懇切丁寧に教えてもらうことに慣れてしまった人」は、「自分で工夫してやって」と言われると、かなり戸惑う。そのため、

「やり方がわからない仕事はできません」

「イメージが湧きません」

と、仕事が止まってしまう。

blog.tinect.jp

 

自分の仕事のイメージがわかないのは今までの生育歴や職場環境も影響しているかもしれません。売る商材が有形だったり、KPIでがっちがちに固めればある程度結果がでてしまう、仕組み化されたサービスに関わっていると、特に考える力は失われていくかもしれません。選考結果でも一定結論が出ています(特定の業界は選考が通りづらいという事実)。

 

社員に考えさせないというマネジメントもあるかと思いますし、それに気づいていない従業員も多いです。まずは自分のいるのがどういう業界でどういう風に外から評価されるのかをエージェントに聞いてみるのもいいかもしれません。当然僕もかなりの選考をみてきたので、アドバイスはできると思いますよ。

 ※昔、僕もデザイン会社を転職しようとした時、同じデザイン会社ばかり受けていました。結果的に稼ぎを重視して人材業にきましたが、忘れもしない15社のデザインプロダクションに落とされた時、身の程を知った感じです。苦しかったけど、一定の答えを出せたかなと思います。

 

 

カノープス株式会社/青山

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