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保険屋スカウトと若者の激闘1時間

先日、面談キャンセルあり、待ち合わせのお店でやることなく佇んでいたら、隣の席で強面の営業マンがスマホを弄りながら貧乏ゆすり。


「あ〜この人も待ちぼうけかなぁ?」なんて思っていたら、遅れて来客。


イライラさんは某保険会社の営業Zさん。遅れてきたのは採用スカウトされた若者Xさん。出だしの話を推測する限り、すでに内定は出ている様子。聞き耳たててはいけないんだけど、気になってしまい…。

冒頭、若者Xさんが「今回の話無かったことに、、、」と。


X「いろいろ調べたんです。Zさん(保険屋さん)のお話は納得しているんですけど、 他会社も聞いてみたいんです。あと、ネットでみたんですけど、今回のように知人をスカウトしたりとか、家族を保険にいれたりってノルマなんですよね。やっぱできないですし、、」

Z「うん」

X「保険は興味あるんですが、本当にすいません」

Z「うん」

X「本当にすいません。」

 

(僕)これってほぼ挽回無理だろうなぁ。。どう切りかえすんだろう?と職業柄益々展開が気になる。


…と保険屋さんの声が低くなる。怒りのオーラが僕にも感じ取れる。

 

Z「まず、誤解があるよね。俺そんな話してないよね?ノルマなんてないよ」


(僕)をを…切り返してきた。ノルマ無い?え〜?


Z「それにX君の考えで保険なんてできないよ。こんな低レベルな話したくないんだけどさ(怒)、ゴソゴソ…(なにやら資料を取り出す)」


X「すいません」


(僕)低レベルって…なんか脅迫っぽいな…これって危なくないか?


Z「いい?わかる?保険って物自体のことまた話すから。ごにょごにょ…」


(僕)あら?なぜか保険商品の説明になっている。


Z「…すいません。すごく勉強になります。」


(僕)えーうそ?


X「…でもやはり他社も検討したいです。ひとつの会社、ひとつの商品だけでなくて、いろんな会社の風土もみたいんです」


(僕)がんばれ!


Z「Xさ、保険業界のことどれくらいわかっているの?(長かったので中略)いいか?少なくとも俺たちは保険を売ってるんじゃ無いんだ」


(僕)…名前が呼び捨てになってる。これだけいかつい話し方されて、保険じゃなくて、安心と信頼を買ってもらってるんだとか言われても説得力が無さすぎる。


X「すいません。僕もよくよく考えた答えなんで。今まで時間を割いていただいたことに対してはすいませんとしか言えないです。」


Z「俺にすいませんじゃないでしょ?(明らかに感情的)」


(僕)うわードスが効いてる。そらあんた謝りたくなる感じにしてるじゃんよ。

 

以降、すったもんだで。

 

「チッ…」


最後、保険屋さんは確かな音で舌打ちをし、お店を後にしました。
恐怖から解放された安堵からか、

 

「はぁぁぁ…」

 

X君の大きなため息。
最後に気まずそうに店内を見回したX君と目が合う。


「お疲れ」と心の中でつぶやいてみた。


 

真心のエージェント

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