自分で答えを出す大切さ

先日、ご相談者様をとある経営者様の元へお連れしました。

 

面接ではなく、一度ざっくばらんに相談してみては?
という形で無理をお願いしました。
※ご相談者様全員にこんなことができるわけでは無いですが、たまにこういうことを企業の中の人にお願いすることがあります(ご協力いただいた方、その節は無理を聞いていただき、ありがとうございます)。

  • 技術者
  • これまでこれといった自慢できる実績はなし
  • 同じお客様と長くお付き合いしている(同じプロジェクトが長い)
  • 技術もそんなに新しいものを使うわけではない
  • 給料が安い


あまり詳しくは書けないので、ぼやかすとこんな感じ。

確かにお給料は平均値から50-100万くらい低いと思いました。会社のポジションが請負(セカンダリ〜サブコンクラス)なので、そもそも従業員の給料が上がりづらい体質の会社なのでしょう。技術もCやCOBOLVBなので、古いほうですし、外に出たらウケが良いわけではないです。

すごく悩むと思います。
僕も技術者はあまり詳しくないですが、35歳になっても40歳になってもプログラムを書き続けられるか?と言われるとしんどいと思いますし、まわりを見ても同じ人ばかり。出来る人は辞めていき、なんとなく残る人で固められて会社の平均年齢も40代後半に突入。

年齢的にもこのまま居て何が自分に残るのかわからない。そして、女性。
自分は何がやりたいのかわからない。何になりたいのかわからない。

ただ、それまでのご経験を価値換算するとどうしてもIT業界から離れないほうが無難です。感情をあまり前に出さない方で面談を何度しても都度考え込まれてしまい、僕もどうしていいかわからずにいました。3度目の面談で「少し冷静に考えました。やはりITなんだと思いますが、今後どうしましょう」とおっしゃられたので、経験の長い件の経営者様の元にお連れし、アドバイスをもらった次第です。

経営者様も「面接じゃないんだよね〜」と笑顔でご対応いただき、2時間近くアドバイスをしていただきました。さすがにご経験者ですので、私が気付けなかったこともグイグイ引き出します。

ご相談者様を先に見送り、食事をしながら経営者様とお話ししました。

「あの子は悪くないよ。あの環境で不安を感じるのはしょうがない。でも辞めたいと思うに至った決定的なトリガーって実は無くて、なんとなくお客様先常駐中心っていう会社での不安定なポジションと、突然の同期の退職と、会社の経営方針に合わなかった尊敬する上司の離職と、5年以上働いているのに万年新人と、会社の停滞感とか全部が、結構長い時間をかけてジャブみたいに頭の中を支配しているんだと思う。ただ、ほとんどがあの子自身にではなく、まわりで起きていることなんだよね。自分で環境変えなよというのは多分酷だと思うけど、特にやってない。変革を起こすこと自体が難しい会社なんだろうね。であれば、せめてこの業界で何を成し遂げたいかを見つけないとね。うちも興味あるよ。外の世界見ればあの子は変わるタイプだと思うし、まだ化けると思う。でも今日は誘ってみようと思わなかった。もしかしたら他人に背中を押してもらって、座りの良い答えをもらいたいところもあるのかもしれないけどね。だから青山さんとこにも相談に来ているのかもしれないし。たださ、自分で考えずに人から出してもらった答えって手にした途端に溶けて無くなるの。転職してもあの子多分また辞めるよ。転職した途端に同じように自分に都合の悪いところ探し出すんだよ。だから誘わなかった。技術者は死ぬほど欲しいけどね。あの子には本当にやりたいことが見つかったらまた来てって言っておいて。」


おっしゃる通りだと思いました。
僕は考えるきっかけを与える存在であり、ご本人が出した答えに近い舞台があれば繋げるハブになれば良いのだと思います。転職しても辞めない人ってそういう人ですし、自分で納得して転職した人はやはり強いし、輝いていますから。

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