会社のたたみかた

f:id:magokoro_agent:20191027151510p:plain

誕生月は乗船代が半額という素敵な船宿がありまして、今月は毎週釣りに行ってやろう!と意気込んいたものの風邪を引いたり、台風の影響もあったり、、、悶々としておりましたが土曜に行く事ができました。

 

でも久しぶりの船宿は少し様子が変わっていました。話を聞くと台風の影響で船が発着する桟橋が壊れていたり、水底の地形が変わって船を動かしたらスクリューが壊れたりと相当な損害だった様子。当日朝も大型船が桟橋から出せず、あらかじめ沖合に停留した大型船に小さなボートで釣れて行ってもらいました。

 

備えあれば憂いなしと言いますが、自然を相手にした仕事だとどんなに備えてもどうしようもない時はあるのかもしれませんね。土曜に行った船宿さんはそれほどではなかったようですが、もっと深刻な被害に遭っているところもあるようでした。1日でも早い復旧を祈っています。

 

ところで先週「10年会社やるぞ!」と意気込みましたが、同時に気になっていた事があり少しづつ勉強をはじめました。

 

それは会社のたたみかたです。

 

意気込んでたのになんでやねんという話ではなく知っておくべき事だと思うからです。それこそ備えあれば憂いなしというか。

 

会社を続けるぞ!と意気込んでも債務超過になれば会社は倒産します。ギリギリの撤退ラインは知っておかないと自分どころか家族にも迷惑がかかりますし、それだけは避けたい。

 

基本中の基本だと思いますが、会社のたたみかたには廃業(あるいは倒産)、MA、事業承継の3つのパターンがあります。

 

僕がたった今やるとしたら廃業でしょう。

 

MA、つまり売却するというのはあり得ないでしょう。仮にカノープスに興味があるという企業さんがいたとしてもカノープス=僕個人でやっているわけですから、わざわざ買い取る必要はなく、僕を引き込めばいいだけの話です。

 

事業承継といったところで息子はまだ中学3年ですし、娘は社会人経験がありません。奥さんがこの会社を継ぎたいという事もないでしょう。だからこれも今だとあり得ない。

 

残るは廃業です。まぁきれいさっぱり精算して新しい人生を送るという感じです。あくまでたった今という設定でのお話です。

 

これからという軸で考えると、MAというのはまだありえます。ただ、これが選択に入るのは企業としての価値が上がった時です。先にも書きましたが、いまは僕個人しかいないので価値を上げるとしたら従業員を増やし、将来性があるビジネスを作り、利益を安定して出すための戦略などが必要です。他企業から見たら魅力的な何か(人、資産、ビジネス、ネットワークなどなど)があれば買い取ってくれるところも出てくるでしょう。

 

と書き連ねましたが、この辺りの領域って倒産とか、事業が苦しいから買収してもらうとか債務超過で倒産とかネガティブ寄りなものが多いのかなと思いきや結構ポジティブなケースもあるみたいでなかなか面白いです。

 

今読んでいる本には会社を終わらせたらそれで終わりでなく、その後の人生を自分がどう生きていきたいかをよく考えておくべきでそこから逆算すべきと書かれていました。

 

うーん、、、引退後は海のそばに住んで毎日少し釣りをしてその日の夕飯を少しだけ釣ってくる。そしてたまーに仕事するくらいになれればいいな。

 

そうなるために頑張って経営してエグジットしろってことですね。頑張ろ(仕事も夕飯を毎日釣れるだけの釣りの腕前も)。

 

カノープス株式会社 青山

cano-pus.com

会社経営10年への挑戦

f:id:magokoro_agent:20191019181010p:plain

先週土曜日に46歳になりました。

 

メッセージも沢山いただきありがとうございました。これは景気よくバースデーフィッシングだ!と考えていましたが、生憎の天候。さらに、この誕生日前後というのは例年風邪を引きやすい時期らしく今年も見事に風邪。

 

自宅でぼんやりと若い頃描いていた40代のイメージを思い出していました。

 

会社ではまずまず仕事は頑張っていて、課長とか部長とかそんな感じで、金曜の夜は仲間と疲れを愚痴とビールで流し込み、土日はしっかり英気を養って、毎年1回くらい家族で旅行をしてなんなら数年に1回は海外にでも行って…

 

うーん。現実とはだいぶ違います。

 

でも幸せです。今は。

 

41歳になる年に起業してから5年。僕の誕生月である10月は会社の決算月でもあります。今期は昨年の倍以上の成績でした。誕生日には金融公庫からの借入完済通知もきました。

 

自分にしてはよくやってきたなと思う一方で、これ来年も再来年もその先もやるのか、、、という気持ちもあります。

 

起業後生存率でググるといろんなパーセンテージがでてきますが、実際やってみた個人としての感想ですと、自分が得意あるいは好きでやっていた仕事をそのままスライドする事業、、つまりスモールビジネスならば、真面目にさぼらず、がむしゃらに、そしてお金の工面だけ間違えずにやり続ければ5年くらいは行けると思います。平凡な僕でさえ生き残れたのですから間違いないです(もちろんいろんな人の助力があるという前提付きです)。

  

問題はここからです。

 

起業5年から10年までを目指すのはこれまでのものとは別次元の試練があると本で読みました。なんとなく理解できます。

 

これまであっという間だった5年を同じモチベーションで同じ期間続ける…これ自体が結構チャレンジングです。

 

また経年でビジネスシーンと経済シーンの変化があります。実際にこの5年で採用シーンやそこで活躍するプレイヤー、サービスなどだいぶ変化がありました。次の5年間では時代の流れに合わせて事業をピボットしていく必要があるかもしれません。

 

あとは僕自身の年齢、気力、体力の変化です。

 

いずれにしても会社を存続するためにこれまでとは違うモチベーション、脳味噌、筋肉が必要なのは間違いありません。

 

先日、とある企業様に誘われました。しかも2度目のお誘いです。1回目の時は何も迷うことはなかったのですが、今回は気持ちが揺れたことを告白します。

 

ただ、それはお受けしないと思います。

 

すごく考えてみて諸々整理した結果、気持ちが揺れた理由が「そっちにいけば楽になれるかも」だったのですよね。

 

僕なんかを誘っていただけたこと、それも2度も。ありがたく感謝しかないですが、楽になりたいという理由が一番強い状態で雇われに戻るのだけは避けたいと思いました。そして何より声がけいただいた方にとてつもなく失礼です。

 

そもそも転職希望される方に相手先企業にどれだけ貢献できるのかという貢献軸でみたいな話をしているのですが、貢献できるのだろうかという観点でも自分の中に疑問が残ったのもあります…いや、嘘。カッコつけないで言うと、たった今会社が厳しかったら二つ返事で行っていたかもしれません。

 

ということで僕はこの会社をしばらく続けます。目標は10年。10年続けたらどんな景色が見えるのかも経験したい。

 

たぶんここからは相当苦しい5年間を過ごすはずです。もしかしたら本当に倒れるかもしれない。確率的にはそっちのが高そう。

 

ですが、続けると決めた以上何かに絶望したり悲観している暇などないのです。

 

これからもよろしくお願いします。

 

50歳になった時にこの仕事ができていますように。

 

 

カノープス株式会社 青山

cano-pus.com

この世界から等しく仕事と会社が無くなったら?

f:id:magokoro_agent:20191014103021p:plain

台風19号が猛威をふるった週末。現時点でも被災され、大変な思いをされている方もおられると思います。1日でも早い復旧を祈っています。

 

台風15号を遥かに超える大型台風、風速60mなど事前情報を聞いて流石にまずいと思い、今回は我が家でもできるかぎりの対策をしました。

 

複数のお店を回ってみたのですが、物がないことによる不安は人の心は乱すもの。水がないことに怒って店員に迫っている人もいました(こんな大変な時期に店頭に立ってる方には感謝すべきで、責めてはいけませんね)。水や食べ物は別としても普段滅多に購入することがないものまで売り切れていました。災害時あるあるですが今回もなかなかな状況でしたね。

  

僕らは普段それだけ恵まれた環境で過ごしているということです。

 

当たり前のものがなくなるのは怖いこと。

例えば電気と通信が完全になくなった世界では日本のほとんどの企業が倒産するはずです。クライアントも稼働しないのですからみな平等に経営存続ができなくなってしまいます。僕の会社も例外なく消え去るでしょう。

 

以前、俳優の小日向文世さん、女優の深津絵里さんが出演しているサバイバルファミリーという映画を見ました。内容はコミカルで家族愛がテーマなのかなと思うのですが、電気がない世界をイメージするには良い映画だと思います。

 

この映画、電気がなくなるところについては徹底していまして車の電気系統やらなんやら、軒並み止まるわけです(一部つっこみどころはあり)。

 

時間もわからない。食事のための冷蔵後も調理器器具も使えません。

 

それでも最初はみんな徒歩や自転車で学校や会社に行くわけですが、そのうち、会社や学校から無期限の自宅待機や休校の連絡がくるわけです。

 

自宅にいたって物資購入もままならない。なんせ物資自体を届ける手段、陸送、航空、海運全ての運送機器が電気系統がやられて動かないわけですから。

 

主人公の小日向パパは自転車で家族を率いて関東からはるばる関西へ行くもそこも状況は変わらず、最後は…。という感じです。

 

テーマがテーマですが、ものすごい冷や冷や感もなくゆったり見られる構成になっているのでよかったら(なぜか映画紹介になってしまった)。

 

話を仕事に戻します。

 

楽しみややりがい、苦しみや悩みなどなど人生のほとんどがつまっているのが仕事や会社であり多くの社会人のリアルだと思います。

 

この世界では働かなければ、豊かに生き抜いていくことはできません。清貧という価値観を尊ぶ国民性が日本人にはあると思いますが、それでもこの世界では何かしら稼ぎ働かなくてはいけません。

 

ただ、その会社や仕事、そして給料など全てが等しくこの社会から無くなった時、なにに向かって人は生きていくのでしょうか?そうなった時に自分は何を一番大事にするのだろうかと災害のたびに思います。かといって行動に何か移せているのかというとそうではないのですが。。

 

みなさんだったらどうしますか?

 

 

カノープス株式会社 青山

cano-pus.com

重い重い営業鞄にいたアレ

f:id:magokoro_agent:20191006130634p:plain

土曜は夏がまだ終わりたくないと最後の力を振り絞ったかのような暑さでした。

 

30代の頃は日差しもなんのそので営業として歩きまわっていましたが、最近は暑いのが苦手になりました。寒いのもだけど。

 

僕は営業スタートが遅くて30歳からだったのですが、営業というと最初の年の夏が脳裏に焼き付けられています。

 

真夏、日差し、社名が刻印された重い重い営業鞄。。。

 

転職直後の1年目、2005年の夏はとても暑かったと記憶しています。猛暑の中、あの重い営業鞄を持って歩くのは本当にしんどかった。

 

重さの原因、、15年近く前の当時はPCを持ち歩くことなんてまだレアでした。では腕がつるくらい重かった営業鞄の中身な何だったのでしょう?

 

パンフレットです。

 

パンフレットは営業時代、僕の傍に常にいました。相棒といってもいい。でも重くてかさばり鞄を占拠する上に、雨に弱かったりシワや折れ曲りですぐに使い物にならなくなる厄介ものでもありました。

 

飛び込んでは手渡しし、ポストに投函し、パンフがリニューアルされたらドアノック的なツールとしてまたまたお渡しに行くとか。

 

何枚のパンフを詰め込んで毎日営業に歩き回ったことでしょうか?何枚のパンフレットを僕は配ったのでしょうか?

 

飛び込みでお渡しして、失礼しますと出口で礼をしようとしたらゴミ箱に捨てられる瞬間を見たこともあります。世の中は無情。

 

いまはWebの世界です。サイトがパンフがわりになり、マーケターが様々なデジタル戦略を繰り出す時代。わざわざ招かれざる客になることもなく嫌な思いもせずリード獲得率も数字でしっかり分析できる時代です。

 

あの頃、白兵戦のように多くの営業マンが汗を流しながらばらまいていたパンフは手渡ししても、ポスト投函しても有効リードとして返ってくる確率はおそらく0.1%以下くらいなのではなかったでしょうか。ちゃんと測ったことはないですけど。


なのでパンフレットなんかいらねーと思っていたんですが、いま会社のパンフレットを作ってもらっています。


実際に5期が終わるこれまでもパンフレットを使うシーンってほとんどなかったのですが、稀に契約の稟議に必要なお客様もあり、「パンフ無いんですね、、、」と寂しい顔をされるケースもありました。どうしても契約時に必要な場合はパワポで作った会社資料をお渡ししていましたが、今期は少し余裕もあるし作っちゃおうという感じです。

 

そんなレベル感で考えていたんですが、これがまた原稿が出来上がってくると、

 

ええやん

 

デザインが想像以上に良くてワクワクしちゃってます。あと見開きで必要最低限の情報がまとまってるのでパンフレットも案外良いものかもしれないなと思いました。


ご協力いただいている制作会社さんありがとうございます。事例のインタビューにお答えいただいているお客様本当にありがとうございます。

 

出来上がりが楽しみです。

 

今回はtoB向けですが、味をしめてtoC向けも作ろうかしら。わかりやすいですね僕は。

 

カノープス株式会社 青山

cano-pus.com

【ゆるゆる書評】9月はこんな本を読みました

f:id:magokoro_agent:20190929122244p:plain

 

昼間はまだまだ暑いですが、夜が過ごしやすくなりましたね。

中国の古い漢詩にある「灯火親しむべし」というのは、ちょうど今くらいを表現したようで、秋になって涼しく、また日没も早くなったからこんな時こそ灯の下で本でも読もうじゃないかという読書の秋の由来になっているとか。間違ってたらすいません。

 

風邪もひきやすい時期なのでみなさん体調には気をつけましょう。

 

9月は7冊の本を読みました。

 

ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件

 

先月読んだ、好き嫌いと経営  の著者楠木さんの本です。経営戦略の研究が本当に大好きな先生の講義を聴講している感じの文章です。そしてやっぱり超長い。流行りの戦略やフレームワークばかり繰り出しても経営戦略なんて成り立たない。人に話したくなるようなまるで動画をみているような戦略ストーリーが重要ということ。内容を書評するほど理解できていないのでもう1回読むと思います(個人経営の僕にもヒントになるところが多そう)。
スタバやアマゾン、マブチモーターの例などはとてもわかりやすいので厳しかったら事例から読んでみてもいいかもしれません。

  

THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

アドビと統合したマルケトの福田さんが書かれた本です。オラクル→Salesforce→マルケトとCRM、SFA、MAの大御所全てを経験された福田さんの知識と経験が全て詰まったSaaSビジネスの仕組みづくりにおける教科書的な存在の本です。

マーケ、インサイド、フィールド、カスタマーサクセス全ての仕組みが理解できますし、さらにいくとそのマネジメント方法まで惜しみなく書かれています。SaaSビジネスのプレイヤーは、一時期の枯渇状態から異業界からの転職などでだいぶ落ち着いてきましたが、まだまだニーズが広がる分野です。これからSaaSビジネス、特にBtoB系の企業に転職したい方は絶対に読むべき一冊です。僕もこの領域希望される方にはオススメしています。
 

 

【新装】週末起業 虎の巻 会社を辞めずにできる起業の練習帳

サラリーマンをしながら次のステップを探す人、これは年代を問わずたくさんいますが僕くらいの年代、つまりアラフォー、アラフィフ層が一番多いのではないでしょうか?会社にぶら下がることへの危機感や会社が守ってくれないことは身をもって体験しているわけですが、40代にもなると早々気軽に転職もできないですしね。

先日サラリーマンと起業の両方ができるならそれは最強というようなブログを書きましたが、そういう姿を目指したい人が最初に読む本としては良いと思います(Kindleunlimitedですと無料です)。あと、この本に書かれている「やる人」「やらない人」では天地の差があるみたいな表現がありました。これ超当たり前なことだけど、みんなやらないんだよなぁと共感しました。

 

起業したらたった半年で行き詰った

 

起業1年生 会社にたよらず生きていくことになりました1: 強み発見編 起業したら

 

起業1年生 会社にたよらず生きていくことになりました 2巻: 初めての集客編 起業したら

 

3冊まとめて1つの本くらいの感覚で良いと思います。漫画ですし、全部まとめて半日で読めるくらいの手軽さです(こちらもKindleunlimitedですと無料)。今は似顔絵イラスト入り名刺の領域ではそれなりの地位を築いておられるであろう著者がOLから起業して半年でお客様からの発注が止まり、地獄をみた後に自分の強みブランドを構築して事業を起動に乗せていくという三部作。なんとなく読みだしたのですが、営業もできない&自分の特技が見つからない普通の女性が事業を起こしていくという実話を元にしたストーリーは想像以上に面白かったです。
少し注意したいのはこの方は特技がないといいつつ、印刷会社でのオペレーション(制作、進行管理、DTPなどの基礎)がしっかりできているはずですので、起業当時にしてはそれなりの技術を持ってた人なのではないかなぁと思います。ただ、当時にしてあまりニーズがはっきりしていなかったであろう似顔絵イラストのビジネス化、そしておそらく静岡というエリアで成功を納めたのはすごいことかも。

  

おまけ:『山と食欲と私』公式 日々野鮎美の山ごはんレシピ

 

おまけという位置付けにするのは何ですが、好きな漫画「山と食欲と私」のレシピ本です。読むというより眺めてる感じ。本編におそらく出ていない柿ピーの炊き込みご飯もありますよ。読むと食欲が湧いてしまう本です。メスティンやワンバーナーとかが欲しくなってしまいますね。キャンプや山登りはハードル高いので、メスティンでご飯作って食べて解散って会があったら行きたい。こちらもKindleunlimitedですと無料です。

 
以上です。

 

10月は勧められたものも含めてすでに5冊以上積ん読してますが、のんびり読んでいこうと思います。

 

 

カノープス株式会社 青山

cano-pus.com